Friday, March 19, 2010

Johnnyを占う①/記者会見のこと

<Hymnes au beau Ange, Johnny Weir>
占い好きのミーハーな私はやっぱり1984年7月2日生まれのWeirさんをちょこっとだけ占ってみることにしました。

まずは<占星術>です。 ← 自分のホロスコープチャートが直ぐに作れます
太陽:かに座
月:しし座
火星:さそり座
金星:かに座
  
~太陽、月、火星までなんとうちのママとおんなじです。おまけに月と火星のスクエア・アスペクトも同じ。なにやら激しい感情が流れているようですよ。
johnnyさんの一部、かけらでもママさんに重ねて見ることができ、私ってとっても幸せ者!
出生時間がわからないのでアセンダント(上昇宮)をいろいろ想像して楽しみます。
良くしゃべるし、スレンダーな彼は双子宮?エキセントリックさで水がめ宮?いずれかと踏んでいます。ちなみにうちのママさんの上昇宮は天秤宮ですが(特にべっぴんさんでもありませんが)、かなり日和見主義者なので、Johnnyさんとは違うと思います。

もちろんママさんもjohnnyさんのファンとなり、わたしのパソコンでyoutubeの御姿を時々見たがります。でもママさんは「ホット・ピンク」のコスチュームのSP演技見ても「別にtoo gayに見えない、ステキだわ」といいます。星の並びが近いとどこか感覚が近いのかも。私はtoo gayが先に来たんだけど(今はもう見慣れた)。「それはジョニちゃんのキャラクターよ、スタイルよ」・・・(^^;)もう、"ちゃん"づけのタメぐちです。私はまだその境地に到達していないのでやめときます。羨ましい。ママに負けてる気がする!
そして、Johnnyさんのキャリアを案じてこう言います「オリンピックで頬にペイントしたり、kissを投げたり、薔薇の冠かぶったり、周りがもちょっと押さえたらいいものを。まだ若いんだから、自信に任せてやってしまうのよ。オリンピックを舐めてると思われちゃうわよ、敵に回すなんて大した根性だわ」と。

でもまあ、彼の考え抜いた戦略の末のことだと私は思います。
実際、最近のインタビューで語ったこと;「米国内で第3位だったから、同じ内容をしたのではオリンピックでそれ以上を獲得できないと思った。オリンピック3位を目指すための演技をするつもりはなかった」「もしソチ・オリンピックを目指すことになれば、更に練り直すつもりだ」
アグレッシブですね、彼は。

ジョニー愛に萌える私に、知人が贈ってくれた言葉です:
              ジャンコクトー曰く「美は全てを征する」

コクトー先生に準じ、「自分の信じる美を100%出しつくす作戦」に賭けたのかもしれません。げーじつ家です。確かに「Fallen Angel」は技をひけらかすアレンジではなく、シンプルなものだったらしいし。
  (→参照:「バンクーバー「Fallen Angel」演技との勝手な対話① 」)
だからコンポーネントに思いを込め、よって、「I love you, I hate you」でも奇抜なKISSアレンジにしたのでしょうか。でもオリンピック以外の終わり方(最後の色香を振りまくFlairを効かせたアレンジ)の方が本来インパクトがあるような気もするけど。
独りよがりなangelではなく。でも少し独りよがりに見えたけど。
初めて見たら「引く」人はきっと多いと思います、私みたいに
  (→参照:「Rock the tassel! Johnny weirから始まる2010年)

私が彼に興味を持ったポイントは、やはりそこなのだと思います。
彼はスケート界のいわゆるエリートさん。たとえ3位までの表彰台に入っても入らなくても、エリートさんに変わりはないはず。でもリスクを負ってでも彼は果敢に彼の好きなこと、信じることに挑戦した。高橋君のクワッドジャンプ挑戦じゃないけど、それも<BRAVO!>じゃないですか!

しかしこれまでも自分が「black Sheep」扱いされてきた云々、歯に衣着せず言ってきたらしく、彼はいつも"out spoken, talented guy”と称されていますね。そうか彼の大いなる挑戦は今回が初めてではないんですね。もしかしたら時代の流れに対して「スレスレ」のアクションをとってきたのかな。「危なげ」だけどこうして残っているのだからかしこい人なんでしょうね。さすが、フィギュアー・スケートだけにバランス感覚に長けてるのかも。彼の成長ぶりをこれまでもずっと見守っていたかったな。。

そしてOlympic後は、オーディエンス・パワーを見方につけて、待ってましたとばかりにカンファレンスで堂々の記者会見を開いてますね。それにしても氷上のイメージとは違い、良くしゃべること。それと、わざとらしく首に巻いたフェイクの毛皮。またまた動物保護団体を意識(挑発)してる?
会見の最後は、男らしさとか女らしさとかこだわる考えは「もう古い」。その人の信条こそに人間の価値がある、と締めました。



この会見風景の途中に挿入されるジョニさんの画像のチョイスは、完全に悪意的だと思いませんか?なんでこんなミスショットばかりなんですか?マスコミが意地悪なのは世界中どこでも同じ?彼は苛められてる、というか試されてますね。しかし今の彼はへこんでなどいないでしょう。

ところで、この記者会見について、私を開眼させる記事を書いている米国のブロガーを見つけました。
http://slynnro.blogspot.com/2010/02/rock-tassel.html
特にジョニファン歴があるブロがーではないようですが、彼のことを良く讃え、この会見の締めくくりの部分について、ゲイのことだけでなく、女性についても言及しているよ、ということなのです。
"Under the banner of “gender equality,” culture and media have long been feminizing boys and masculinizing girls.. .Girls are told they can and should do everything boys do — and do it even better."
~~略~~
You see, ladies, by keeping you barefoot and pregnant, manly men of the world are just trying to lessen your burden

私も日本でもそうだなーと常々考えていたのですが、女性の負担が大きいのだとはっきり言ってて気持ち良いです。モラル的に米国はもうちょっと進んでるかと私は思っていたんですが、女性らしさ=家庭的という締め付けは根強いのだと、感じたのでした。

米国は国家戦略的に考えて、男は男らしくマッスルに、女は女らしく家庭的に、とする肖像を推奨軸にでもしないと、統制がとれないとか生産力が弱まるとかいろいろあるんでしょうけど。それは共和党が掲げているのだろう、と推測しております。
でもフェミニズムのことは実はあまりよく知らないので、この辺にして。

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