<Hymnes au beau Ange,Johnny weir>
先日神戸のパルシネマで「私の中のあなた:My Sister's Keeper」「あの日、欲望の大地で:the burning plain」の2作品をみてきました。最近ジョニーのファンになって以来、「米国のファミリー」像にも興味が出てきたところだったので、いいタイミングの鑑賞でした。両方良い作品なんだけど、でも私には「あの日~」の暗い調子の方に心が素直に反応、流した涙の量の比較でも「あの日~」の方が多かった。
まず、「私の中のあなた」
白血病を患う長女を中心に、家族全員がみな主人公?と感じさせる構成が新鮮でマジカルでした。各人へのフォーカスがボケていないのは何故?集まった俳優が良かったからではないかと素直に感じました。但し後半、次女が敢えて母親を訴えたその本当の理由が明らかになった時には、アメリカ的「出来すぎ感」がどうしても拭えませんでした。それも映画だからフィクションということで捉えていますが、米国でのベストセラー小説を映画化したものらしいです。こういうストーリーに感じ入る米国人ってメンタルがやっぱり違いますよね。
私はもともと現実味がないと心に入ってこない、というイマジネーション不足なタチなのです。が、新たな視点を得た感はあります。ちなみにこのイマジネーション不足は読書量の少なさからくるのか・・・このところほとんど読書してません。時間がないんです(でも今はブログの時間は作ってるけど)。
キャメロン・ディアスがキャスティングの核だと思われたので、もうちょっとお気楽な映画かと思いきや、いえいえ。途中医学用語や裁判用語が出てきて、英語聞く+翻訳読むの一挙両得は全然私にはムリでした。白血病が「leukemia」、「キーモ」が人工透析などの「chemotherapy」のことだとか分かったりでなかなか教育的です。
しかしそんなシリアスな状況であっても、やはり期待を裏切らず、演出はなかなかスタイリッシュなんです。
例・え・ば、
白血病の長女が同じキーモを受ける青年と仲良くなり、恋人となるのですが、この青年が素敵です(やっぱりそっちに目がいく)。Thomas Dekker という俳優。今回ステキなハゲっぷりで、おそらく今最もハゲをスタイリッシュに演じられる人ではないかと思われました。確か別の映画で見たことあるような気がするけど、さてどれだったか。
ヒット映画にチョイ役ながら存在感を見せつけたことがきっかけで一気に売れた男優さんも多いですものね。今思い出すのは、例えば、「テルマ&ルイーズ」でからんできたブラッド・ピット。少年の危うさと完璧に染め上げたストレートな銀髪が今なお新鮮!
ですから、トーマス君にもブレイクして頂き、妖しい魅力を振り撒く役を増やしていってほしいと思います。
映画の中ではまるで天使のような存在感です。ジョニーさんとどこか共通するオーラを持つ天使でした。
ちなみに映画の中のキャラクターの名前はTayler Ambroseとなっているけど、ちょっと気になって調べてみたらambroisie=ギリシャ神話のオリンポスの神々の食物で不老不死の霊薬なんです。映画の中では恋人より先に死んでしまうけど、彼が恋人に霊薬を与えたんですね、きっと。命名がちゃんと凝っててくれて満足です。
お互い白血病を抱えながらのファミレスでのデートシーンにはときめきました。
女の子のポップさと桃のような頬や唇、この青年のいさぎよさ
・・・今自分は失くしてしまったけど、思い出の中に生き続けているものを見た思いです。
ファミレスシーンならではのこういう味わいは、普遍的ですね。
わたしももっと若いころ、ファミレスデートしたことも。。でも本来このシチュエーションに必要なのは若さではなく、むしろ精神年齢、いや「魂」の年齢だとも感じさせられました。
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Thursday, March 25, 2010
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